ヴィエニャフスキの絶対に聴くべき代表曲ランキング【トップ6】

ヴィエニャフスキの有名曲ランキング【ベスト5+α】

19世紀に活躍したポーランドを代表するバイオリニスト、ヘンリク・ヴィエニャフスキ。

当時もっとも有名なヴァイオリニストの一人で、その驚異的な技巧と華麗な演奏はヨーロッパ中に轟いていました。

生誕100年を記念して創設されたヴィエニャフスキ国際バイオリン・コンクールは、5年毎に開催され、多くの日本人が参加し入賞しています。

このページでは、そんなヴィエニャフスキの絶対に聴くべき代表曲を、ランキング形式で紹介していきます。

※ランキング制作の参考にした資料は、ページの最後で紹介します。こちらも併せてご覧ください。

ニャンチーニ教授

では1位から見ていこうかのう
日本人が大好きなショパンもいいけど、同郷のヴィエニャフスキも聴いてみて下さいね!

クラーニャ

1:バイオリン協奏曲第2番

Bomsori Kim plays Wieniawski Violin Concerto no. 2 in D minor, Op. 22 | STEREO

ニャンチーニ教授

ヴィエニャフスキといったらこの曲じゃよ

曲の解説
曲調は鮮やかで官能的。その印象に残りやすいメロディーは、ロマン派時代を代表するバイオリン協奏曲の一つと云われています。

曲中には多彩なテクニックが盛り込まれ、演奏難易度が非常に高い作品です。

2:レゲンデ

Moné Hattori | Wieniawski | Legende | 2016 International Wieniawski Competition

クラーニャ

義両親に結婚を納得させた名曲です!

曲の解説
この曲には面白い逸話があります。20代半ばだったヴィエニャフスキはイザベラ・ハンプトンという女性と結婚を考えていましたが、彼女の両親が結婚を許しませんでした。そこでヴィエニャフスキは、この曲を作り両親に聴かせました。すると両親は曲とその演奏に感動して、二人の結婚を許したのでした。

もともとはオーケストラ伴奏でしたが、ピアノの伴奏で演奏されることも多くあります。

3:スケルツォ・タランテラ

Heifetz – Scherzo tarantelle – Wieniawsky

ニャンチーニ教授

超絶技巧が光る非常に華やかな曲じゃ

曲の解説
タランテラとはイタリア発祥の舞曲で、名前の由来はいくつかありますが、有力なのはタラントという町の名前からきたという説です。タランチュラに噛まれた毒を抜くための踊りが由来という説もよく知られています。

この曲は高難易度の高速運指が特徴的で、技術力を見せつける指向の強い作品になっています。

4:モスクワの思い出

Henryk Wieniawski Souvenir de Moscou Op. 6 Bartek Nizioł – violin

クラーニャ

ロシア旅行の思い出を詰め込んだ曲ですよ

曲の解説
ヴィエニャフスキは1851年から1853年にかけて、ロシア各地を演奏旅行で周っていました。その時に見聞きした印象が、この曲にまとめられています。いわばロシア旅行の思い出が詰まったアルバムのようなものです。

ヴィエニャフスキはその時のロシアの様子を表現するため、当時大流行していた《赤いサラファン》という曲を引用しました。この曲はいまでもロシア民謡として歌い継がれています。

ピアノ伴奏版とオーケストラ伴奏版が作られましたが、ピアノ伴奏の方が人気があります。

5:バイオリン協奏曲第1番

Soyoung Yoon plays Wieniawski: Violin Concerto No. 1 in F sharp minor Op. 14

ニャンチーニ教授

評価は今一つじゃが、ヴィエニャフスキを語るうえで欠かせない曲じゃ

曲の解説
ヴィエニャフスキがこの曲を作曲した時、彼はまだ10代の青年でした。

この曲は若書きの作品であるため、完成度があまり高くないといわれています。第1楽章は評価されているのですが、第2楽章と第3楽章は出来がいまいちなため、演奏会で演奏されることはあまりありません。

一番完成度の低い第3楽章は、第1楽章よりも前に作曲されたと考えられています。若い頃の作品なので、作曲した時期が少し違うだけで、大きな違いがでたのでしょう。

6:華麗なるポロネーズ第1番

Henryk Wieniawski – Polonaise de Concert in D major No. 1, Op. 4

クラーニャ

ポーランドの作曲家といえば、ポロネーズは外せないですよね

曲の解説
当時10代だったヴィエニャフスキ。彼は自身の国際的な認知度を高めようとしていました。自分を売り出すだめの作品を作ろうと考えた彼は、作曲のテーマに故郷の音楽である「ポロネーズ」を選びました。

作曲のきっかけは定かでないのですが、このような考えがあったと云われています。

この曲は演奏時間が5分弱と短いため、アンコールピースとして演奏されることが多いです。ただし難易度は高めなので、簡単に演奏できる曲ではありません。

ヴィエニャフスキの《華麗なるポロネーズ》は第2番もありますが、第1番のほうが有名です。

参考にした資料

今回のランキングを作るにあたって、世界中のウィキペディアの閲覧数を参考にしました。

各言語の閲覧数の合計だけで単純にランキングを作ると、このような感じになります。

順位と曲名年間閲覧数(2017年度)
1位:ヴァイオリン協奏曲第2番7,859
2位:レゲンデ4,892
3位:ヴァイオリン協奏曲第1番3,091
4位:スケルツォ・タランテラ1,791
5位:モスクワの思い出845

1位と2位はそのままの順位で紹介しました。3位は本来なら《ヴァイオリン協奏曲第1番》ですが、絶対に聴くべき代表曲の上位には当たらないと思ったので、順位を下げ5位で紹介しました。

そのかわりに順位の上がった《スケルツォ・タランテラ》は、数多くの名バイオリニストが演奏する姿を映像として残している作品です。こちらのほうが3位にふさわしいでしょう。

4位は《ヴァイオリン協奏曲第1番》と《モスクワの思い出》で迷いましたが、演奏頻度の高さから後者を選びました。

6位の《華麗なるポロネーズ第1番》はベースにしたランキングには含まれていませんが、ポーランド出身の作曲家にとって重要なポロネーズの曲ですし、演奏頻度もそれなりに高いので主観で入れました。