ヨハン・パッヘルベルの絶対に聴くべき代表曲ランキング【トップ4】

一発屋とは呼ばせない!ヨハン・パッヘルベルの有名曲ランキング【ベスト5】

バロック期に活躍した作曲家、ヨハン・パッヘルベル。

宗教曲・非宗教曲を問わず500曲以上の楽曲を制作し、音楽の発展に大きく貢献したことから、バロック中期における最も重要な作曲家の一人に数えられています。

しかし残念ながら日本では《パッヘルベルのカノン》の1作品だけが突出して有名になっており、他の作品はほとんど知られていません。

このページでは、そんなパッヘルベルの絶対に聴くべき代表曲を、ランキング形式で紹介していきます。

※ランキング制作の参考にした資料は、ページの最後で紹介します。こちらも併せてご覧ください。

ニャンチーニ教授

では1位から見ていこうかのう
パッヘルベルがカノンだけの作曲家じゃないってことを見せつけてやりますよ!

クラーニャ

1:パッヘルベルのカノン

Pachelbel Canon in D Major – the original and best version

ニャンチーニ教授

やはりこの曲が1位じゃろう。誰もが知っているクラシックの名曲じゃ

曲の解説
1680年頃に作曲されたカノン様式の室内楽曲です。

《3つのバイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調》の第1曲(前半部分)として作曲され、《ジーグ ニ長調》と対になっています。

カノンとは、複数のパートが同じメロディーを異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式で、《かえる歌》を想像すると理解しやすいと思います。

この曲に使われているコード進行は「カノンコード(カノン進行)」と呼ばれ、耳に快く響くためバロック期から現代に至るまで多くの作曲家に用いられてきました。

普段からよく耳にすることのある、親しみやすいクラシックの名曲です。

名曲解説:パッヘルベルのカノン(カノン ニ長調)

2:シャコンヌ ヘ短調

Johann Pachelbel – Ciacona in f-moll

クラーニャ

人気ではカノンに負けるけど、芸術性では負けませんよ

曲の解説
パッヘルベルが作曲した現存している6曲のシャコンヌの中の一曲です。

シャコンヌは南米で生まれ、スペインに持ち込まれた舞曲がもとになっており、バロック時代に大流行してバッハやヘンデルも好んで用いました。

この曲は日本ではほぼ無名ですが、海外ではパッヘルベルのオルガン曲における最高傑作として知られています。

人気度ではカノンが上ですが、芸術性ではシャコンヌが上といわれることもある名曲です。

3:アポロンの六弦琴

Johann Pachelbel Hexachordum Apollinis

クラーニャ

不思議な名前ですね。こう見えて鍵盤楽器のための曲なんですよ

曲の解説
6曲のアリアと変奏からなる鍵盤楽器のための曲集です。

日本で演奏されることはまれですが、パッヘルベルの作品の頂点の一つとして知られています。

ただし、パッヘルベルはこの曲を最高の作品とは思っていなかったようで、「この作品よりも重要で、そしてより飛びぬけたものが、この機会に書かれたはずである」と語っていたそうです。

普通はオルガンで演奏されますが、チェンバロやピアノで演奏されることもあります。

4:シャコンヌ ニ短調

J. Pachelbel – Ciaccona in D Minor

ニャンチーニ教授

同じく現存している数少ないシャコンヌの中の一曲じゃ

曲の解説
この曲も、6曲しか残されていないパッヘルベルが作曲したシャコンヌの中の一曲です。

パッヘルベルの書いた楽譜は紛失していて、アンドレアス・バッハ本と呼ばれるバッハの長兄ヨハン・クリストフの息子、ヨハン・アンドレアスが所持していた写本に楽譜のコピーが残っていたことで、現代まで伝えられました。

逸話によれば、ヨハン・クリストフはバッハに対して、パッヘルベルをはじめとした当時の有名作曲家たちの曲が載っている写本の使用を禁止していたらしく、バッハは夜な夜な写本を盗み見てパッヘルベルを研究したと伝えられています。

この曲もパッヘルベルが残したオルガン曲の名作として知られています。

参考にした資料

今回のランキングを作るにあたって、世界中のウィキペディアの閲覧数を参考にしました。

各言語の閲覧数の合計だけで単純にランキングを作ると、このような感じになります。

順位と曲名年間閲覧数(2017年度)
1位:パッヘルベルのカノン771,552
2位:シャコンヌ ヘ短調5,689
3位:アポロンの六弦琴4,563
4位:音楽の楽しみ1,082
5位:シャコンヌ ニ短調1,079
6位:音楽による”死への思い825

1位、2位、3位は問題ないとして、第4位の《音楽の楽しみ》はYoutubeにほとんど動画が上がっておらず、あっても再生数がほとんどなかったので、ランキングから除外しました。5位の《シャコンヌ ニ短調》は数万再生回数の動画がいくつかあったので、繰り上げて4位として紹介しています。6位の《音楽による”死への思い》は4位の曲と同じような状態なので、こちらもランキングにいれませんでした。

各曲の解説は、ウィキペディア英語版を参考にして書いています。